前回からののつづきです ( →
#050 )
「 第三章 幽体離脱からの帰還 」
幽体離脱によって身体から浮き出た
俺 「 せっかくだからもっと上に行こう 」
そう決めたとたんに思ってもいないことが起きた、、、
俺 「あれ!?」
上に行こうと考えたとたんに
あれよ、あれよと、、、どんどん
「 逆に 」 下へ引っ張られた
つまり床に置いてある物質の身体の方へ戻っていってしまった
俺 「逆か?」 「あ!しまった、逆だった」
俺の左上空中に浮かんで立っている人
例の身体全体が光っている存在が教えてくれたのか
俺は直感的に、上へ行くやり方を間違えたと
瞬間的に解った
上へ行くには
「頭で考えるのではなく」
「こころとかイメージで感じるのだ」
ところが俺は 「頭で上へ行こう」 と考えたとたんに
床の上にあった俺の物質としての身体の方の 「頭」 に
「頭の回路にスイッチが入った」 感覚が出て
そっちの物質の頭の方に引っ張られて戻って行ってしまった
俺 「ああ、なんかざんねんだなあ」
と、感じつつ
俺はどんどんと下へ引っ張られスーーッと身体へ戻った
このとき面白かったのが
身体から抜け出て上昇している時の姿勢だが
なぜか両腕を身体に対して垂直に天井に向けてのばしていた
ウルトラマンとか飛ぶぞ、、、みたいに、、、
それで身体にもどるまでは腕を上にのばしていて
身体に戻った瞬間に
床に平行になっている物質の腕にスーーっと入り同化した
身体に入る瞬間まで目の前で見えていた霊体の腕が
スーーっと混ざる感じで物質の身体の腕に同化するのだ
目の前に伸ばしていた腕が急に床にある腕に切り替わるのだ
俺 「あ、俺の腕はこっちが本物か、、、」
みたいに感じた
そして、身体に戻ると同時にスーーーっと目が開いた
目が開いたとは目が覚めたのとは違う
なぜなら
身体から出ていた時と、身体に入って目を開けたときと
意識がずっと続いているのだ
つまり
「ずーーっと意識があって起きていた」 状態
身体から出ていた時も
「意識があり起きていて」
身体に戻り床で目を開けたときも
「意識があり起きていた」
身体のスイッチは切り替わるが意識はずっと続いている
あちらの世界とこちらの世界は切り替わるが
意識は別に切り替わらない、ずっと一連に続いている
目が開いても 「起きた」 と言う感覚はない
ずっと 「 起きている 」 わけだから
この感覚が通常の眠りから覚めるのときとの違いです
そして目を開いて部屋の天井を見上げながら
俺 「 ああ、、、戻ってきたなあ、、、」
俺 「 、、、、、 」
と、こんな感じでした
貴重な体験だったな、とか、ああこういうものか、、、
と、いたって普通な感想でした。
おどろくとかそういう感覚はないです
たぶん、生まれて来る前の状態って感じで
みんなここを通って母親の胎内に入るじゃないかな
以前も、つまり生まれてくる時にもやっていたことであり
だから大きなおどろきはなかったのだと思う
つづきます ( →
#052 )